地すべり地の地下水解析

概要

わが国には、いわゆる地すべり地帯と呼ばれる地域が多数あります。地すべりは、大きく、地震動によるものと、水の浸透によるものがあり、後者は、雪解けや豪雨時の地下浸透による水圧上昇により、地下の硬さの違い（透水性の違い）による不連続面のせん断抵抗が弱まり、地層がある程度大きな塊として徐々に下方に動く現象です。
統合型水循環モデルは、対象地域の表流水・地下水の動きを描き出し、対策工の効果検討のための科学的情報を提供いたします。

•  対象地域の地質状況、対策状況、変位観測データ等の収集
• 地形、地質情報からの3次元モデルの構築
• 融雪期、降雨時等の地下水位観測情報と計算値とのマッチング
• 水抜きボーリング、水抜きトンネル等の設置効果検討
• 排水施設の将来的効果検討など

関連情報

実績：九州北部豪雨災害へのGETFLOWSによるアプローチその２ 小野地区地すべり